尾崎宗春氏プロフィール

尾崎氏はアメリカにある1万7千頭の牛を抱える牧場で、最先端といわれる肉牛生産技術を習得。 そこで早く太らせ早く出荷するという肉牛生産工場としての大量生産に違和感を感じていた尾崎氏は、帰国後に「自分の食べたい牛肉、家族や友人に安心して食べてもらえる牛肉づくりをしよう」ビジョンを持ちました。 やがて牧場を引き継ぎ100頭の飼育から始め、30年かけて納得のいく「尾崎牛」と自らの名が付けられる和牛の生産に漕ぎ着けました。

尾崎氏のおいしい牛肉作りのポイント

1.牛にストレスをかけない

2.飼料を与える時間を一定にする

3.牛をよく寝かせる

4.畜舎内の清掃は午前中に済ませる

5.自分で育てた牛肉を食べる  >自分が感動しなければ、他人を感動できない

循環型農業のとりくみ アメリカの牧場で研修していた尾崎氏は、砂漠の中に牧場がありました。畑に散布する水、牛に飲ませる水は購入し、3000haの農地に散布する水代や電気代は年間10億円程にもなっていたと言います。15ヶ月間同じ牧場にいる間に20日前後しか雨が降らなかったといいます。水を散布しないと砂漠に戻ってしまうからです。 牧場のある宮崎は、一年中温暖で雨が多く、農地を野放しにすると草ボウボウになります。考え方を変えてみると、神様が南九州の大地を活かして「楽をして草を作って牛を飼いなさい」と言っているのではないかと思ったと言います。帰国後、農地を買ったりまた農地を借りたりし、牧草作りに着手しました。 尾崎牛からできる堆肥は完全無農薬です。その堆肥を畑に帰し、牧草を作り、その牧草を牛達に食べさせて牛肉作りをしています。本当の有機農業をしようと思えば、自分の牧場で出た堆肥を使うのが一番と牧草作りから、堆肥や肥料また牛の飼料も自らの手で行っています。

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